Facade_1
片流れの屋根が、周りの山の景色になじんでいる。
敷地内に母屋がある土地を生かした住まい。南側には大開口の窓を設け、東西の窓は最小限としたパッシブハウスとした。「ガレージのような家」「仕切りのない家」をご希望されたK様。建築家との打ち合わせによって誕生したのはアメリカンガレージをイメージした、シンプルでスタイリッシュな外観。仕切りのない家というご希望に合わせ、扉は少なくしたプラン。リビング内階段と吹き抜け空間を一体化させることでご家族のコミュニケーションが増えるとともに家族の居場所が常に感じることができる空間。建築家と実現したK様の理想の住まい。
建築家/森田 淳平
(森田淳平建築設計事務所)
今回の計画の住宅は片流れ屋根を持つワンルーム住宅。南側には軒の出と大開口の窓が設けられ東西の窓は最小限になっている。このようなパッシブハウスの設けにより、下記の日射は軒の出よりカットされ、冬季の日射は室内に取り込まれるので夏は涼しく冬は暖かく過ごすことが可能。
家の中は主寝室を除いてほぼワンルームの構成なので、内部の温熱環境が平準化されどこにいても過ごしやすい環境が作られる。東面のファサードは玄関ポーチの開口だけがあり、静謐なミニマルな表情となった。
建築家プロフィール/森田淳平片流れの屋根が、周りの山の景色になじんでいる。
アメリカンガレージをイメージしたシンプルな外観。
1階はワンルームと見立て、2階から外に向かって伸びる階段を中心に、ダイニングとリビングをゾーン分けした。家事がしやすい2つの回遊動線を設けつつ、フリーな空間で常に家族との繋がりを感じていられるようにした。
セパレートタイプのキッチンにアイランドスタイルを組合せたキッチンは使い勝手がよく、子どもたちを見ながら家事もしやすい動線とした。
仕切りも扉も設けず、小さなうちは広い空間を子どもたちで共有。常に家族の感じられるオープンな空間に。
2人ならんで使える特別サイズの洗面が大家族でもゆったり使える。
玄関土間収納からファミリークローゼット、洗面、バスルームと1つの動線で繋がっている。家に帰ってからの片づけやすい動線と洗濯動線の2つを兼ね合わせ忙しい家事が楽になるような動線とした。