住宅も自動車や電化製品等と同じく、その基準や品質が常に研究されており、日々進化しています。
私たちは、お客様の住宅に「もっとこうすればよかった」といった後悔をさせない家づくりをしたい。
その時々に存在する最高の住宅(耐震、断熱、気密)を提案して、常に最先端の住まいを提供したいと考えています。
そのために、私たちは常にお客様の声に耳を傾け、一人ひとりのライフスタイルや価値観に寄り添った住まいを提供しています。
お客様が長く安心して暮らせる家を提供するために、私たちは次の点に特に力を入れています。
建築家とともに創るデザイン住宅
現代の住宅に求められるものは、美しさと機能性の両立です。当社では、経験豊富な建築家と提携し、お客様の要望と土地の特徴を活かしたデザイン住宅を提案しています。建築家が手がける設計は、従来の住宅の常識を超えた固定観念にとらわれない、発想で提案されます。
通常、設計事務所に設計を依頼した場合の設計料の相場は、総工事費用の10%から20%と言われています。3000万円の住宅の場合は、300万円~600万円にも上ります。設計事務所のオーダー住宅は高いと言われるゆえんです。
しかし、私たちは、最初にお客様と総予算を決めて、その予算に合わせて設計してもらっています。提携しているある建築家は「予算もお客様の要望ですから、お客様の予算が足りるように描きます」と話します。
また、お客様のご要望を通常の住宅設計で考えて40坪前後は必要とされる場合でも、建築家にプランニングしてもらうことで、30坪で実現できるケースがあります。これは、一つの空間をシンプルかつ多機能にする建築家の設計力があるからこそ、実現できることです。
細部にまでこだわりぬいた美しいデザインだけでなく、実際に住む家族のライフスタイルや使い勝手にも配慮した、実用的で心地よい空間を創り上げます。
例えば、開放的なリビングルームや光を取り入れる大きな窓、風通しの良い配置など、建築家の設計には住まう人の快適さを第一に考えた工夫が随所に施されています。これらは、単なる「住まい」ではなく、「暮らし」を豊かにするための大切な要素だと考えています。
そして、そのデザインの良さは、高い住宅性能を実現できる技術があるからこそ、成り立つのです。
高気密・高断熱の省エネルギー住宅
近年、環境への配慮が求められる中で、省エネルギー性能の高い住宅が注目されています。当社では、高気密・高断熱の技術を取り入れた住宅を提供し、お客様に快適な住環境を提供するとともに、エネルギーコストの削減と地球環境の保全に貢献しています。
高気密・高断熱の住宅は、外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいを実現します。また、エアコンや暖房器具の使用を抑えることができるため、電気代の節約にも繋がります。これにより、経済的なメリットも享受できるのです。
具体的には、断熱材の選定や施工方法において最新の技術を採用し、隙間なくしっかりと断熱材を充填することで高い気密性を確保しています。また、窓やドアには断熱性能の高い製品を使用し、外部からの熱の出入りを最小限に抑えています。これにより、一年を通じて快適な室内環境を保つことができます。
高気密・高断熱といった住宅性能は、その家に住む人の健康にも大きな影響を与えます。
英国住宅法やWHOでは、冬場の夜間の室温について一定の基準**が設けられています。日本では、2025年施行の新築住宅の省エネ基準の適合義務化といったCO2削減やエネルギーコストに関する法律はあるものの、住宅の室温に関する規定はありません。
冬場の夜間の室温が最低でも16℃以上、日中は21℃以上を実現できる技術力が当社にはあります。年間を通じて、常に一定以上の室内の温度と湿度を保つことにより、部屋間の温度差に起因する家庭内事故(脳梗塞、心筋梗塞等)の防止や、高血圧やアレルギー鼻炎、肺炎などの疾病割合の低下に繋がります。とくに長野県は夏は酷暑で、冬の寒さは過酷です。
せっかく建てた住宅なのに「もっと暖かい家が良かった」といった後悔をお客様にさせたくはありません。「一番良い住宅を建ててもらった」という満足感を持っていただきたいので、「高い住宅性能は当たり前」のこととしてこれからも勉強と研究を重ねて取り組んで参ります。
地元に根ざした信頼と実績
当社は、地元に密着した企業として、これまで多くのお客様にご愛顧いただいてきました。地域の皆様との信頼関係を大切にし、地元の風土や気候に適した家づくりを行っています。「腕のいい大工」として三代にわたる経験と実績に裏打ちされた技術力で、お客様に安心してお任せいただける施工をお約束します。
私たちは、地元の職人との連携を重視し、地域の特色やニーズを理解した上で最適な住まいを提供しています。例えば、冬の寒さが厳しい地域では、特に断熱性能を重視した設計を行い、夏の暑さが厳しい地域では、風通しの良い設計を心がけています。このように、地域に根ざした家づくりができるのは、地元で長年培ってきた経験と知識があるからこそです。
未来を見据えた家づくり(SDGs)
ドイツに視察にいった時に、あまりにも住宅性能の基準が日本とかけ離れてハイレベルだったので、非常に衝撃を受けました。ドイツには、石畳やお城のような外観の家も多く、美しさや重厚感に目を惹かれたものの、石造りは日本に持ち帰れないなと感じました。しかし、ドイツの先進的な住宅の中身=性能は日本でも実現できると考えました。
なぜドイツの家は性能が高いのか?欧州連合(EU)加盟国のうちドイツのあるユーロ圏は、ひとたび戦争が起こると、エネルギーコストが跳ね上がり、陸続きのドイツにも大きく影響します。そのため、必要なエネルギーを何とか自分達の国で完結しようと考えています。そこから冷暖房コストのかからない住宅の性能向上へと繋がっているのです。これに関してドイツは非常に意識が高い国なのです。ですが日本にはその発想がない。エネルギーが足りなくなったら買うのが当たり前で、赤字になっても外国から輸入しています。
私たち中澤勝一建築が、頑張って性能の良い住宅を建てたところで、日本への影響は小さなものかも知れませんが、自分達ができるところから、地域に、社会に、世の中に貢献していく、という心構えで取り組んでいます。
私たちの家づくりは、現在の生活だけでなく、未来のライフスタイルも見据えています。時代と共に変化する家族構成やライフスタイルに柔軟に対応できるよう、将来のリフォームや増改築にも対応可能な設計を心がけています。また、持続可能な社会の実現に向けて、これからの時代に求められるのは、環境への配慮と共に、長く愛される住宅です。私たちは、お客様と共に未来を見据えた家づくりを進めてまいります。
家づくりは一生に一度の大きなイベントです。だからこそ、私たちはお客様一人ひとりの夢や希望を大切にし、その実現に全力を尽くしています。お客様の笑顔が私たちの喜びであり、最高の励みです。これからも伝統を守りながら、新しい技術やデザインを取り入れ、最高の住まいを提供し続けることをお約束します。「腕のいい大工」という期待に応えるために、日々努力を重ねてまいります。