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―古民家再生― 新たな息吹を吹き込む、時を超えて蘇る住まい 長野市W様邸

築100年以上。かつて家族が集い、時を重ねてきた住まいを、次の世代へと受け継ぐ古民家再生。長い年月を支えてきた梁や柱を丁寧に活かしながら、空間全体は統一感のあるクラシックな意匠でまとめ、気品と落ち着きを感じる住まいへと再構築しました。また、断熱・耐震改修を基礎から天井までしっかりと施し、現代の暮らしに欠かせない住宅性能も確保。安心で快適に暮らせる住まいへと生まれ変わっています。大工の確かな技術と、古き良き趣が息づく古民家再生のお住まい。壊すのではなく、残して活かす——住まいには、記憶とともに未来へつなぐ選択があります。

基本情報

木造2階建て | 延床面積:約30坪 | 耐震等級:令和7年度住宅耐震改修事業補助金取得 | 断熱等級:ZEH相当

100年の時を超えた梁の重厚さを最大限に活かした設計。古民家の風格とクラシカルな美しさが重なり合う、唯一無二の住まい。

光と影が梁に落ち、静かな奥行きと陰影を生み出します。今の暮らしに合わせ生まれ変わりながらも、随所に確かな歴史を感じることができます。

大工が一から木材を組み合わせ、高さや長さを合わせた装飾柱。技術と想いを込め丁寧に作り上げました。

松代の町並みに、しっとりと溶け込む、静謐な和の佇まい。深い軒と、繊細な黒の縦格子が、城下町の風景に溶け込む、落ち着きのある和の佇まいを演出します。日が暮れると、格子越しに室内の温かな光が漏れ出し、行燈のように周囲を優しく照らし出します。

 

【改修内容】

構造・耐震補強 / 断熱リフォーム / 昔の梁を活かした空間づくり/ 間取りの見直し等


Point1_梁を魅せるには、高度な技術が必要です。それぞれの梁の歪みや大きさにぴったりと合うように、壁をミリ単位で加工・調整していく「光付け」など、細やかな大工の技が随所に施されています。

Point2_かつて天井で仕切られていた総二階建ての空間。強度を保ちながら新たに大空間を生み出すためには、古材の状態を見極め、どこを残し、どこを補強するかを判断する確かな目と経験が必要です。設計・大工が現場で打合せしながら、古民家に光と広がりのある吹き抜け空間を実現しました。

Point3_補助金を活用しながら、基礎からコンクリートを打ち直し、壁には筋交いや面材でしっかりと耐震補強を実施しました。さらに、床・壁・天井・サッシの断熱改修も行い、四季を通じて快適な室内環境を実現。古民家の趣を残しながらも、安心して長く暮らせる住まいへと生まれ変わりました。