上田モデルハウスについて

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土地の記憶と向き合い、未来の暮らしを描く。
自然と響き合いながら、断熱・耐震・美しさを極めた家。

上田の地に佇む一棟の家。それは、ただのモデルハウスではありません。自然とつながり、家族と寄り添い、時間とともに味わいが深まる場所。建築家の設計思想、大工の技術、数値化された性能、そのすべてを体感しにいらしてください。ここで感じる空気、温度、光の動きが、ご自身の暮らしを想像する最初の一歩になるはずです。

Contents
1 暮らしの原点に立ち返る、モデルハウスの思想
2 建築士・三原宏文が描いた“風土と共鳴する家
3 快適さの本質を追求した、断熱・気密・温熱性能
4 数字で表せない安心感。構造計算による耐震性能
5 自然の力を味方にする、パッシブデザインの真価
6 空気が整うことで、暮らしの質が変わる
7 手仕事の力が宿る。受け継がれた大工の技術

1. 暮らしの原点に立ち返る、モデルハウスの思想

「このまま、建ててください」「ここに住みたい」 モデルハウスをご覧になったお客様から、このような言葉をいただくことがあります。このモデルハウスは、「目立つため」に建てられたものではありません。むしろ、主張しすぎることなく、控えめに、しかし確かに存在する。そうした在り方そのものが、私たちの住宅づくりの姿勢を体現しています。

周囲の山々と呼応する低く構えた屋根。展示場の中にありながら、静かに佇み、訪れる人の心を落ち着かせる佇まい。建物は、ただの箱ではなく、その土地の風・光・記憶を受けとめ、暮らしを紡ぐ器です。

「この家に住んだら、どんな時間が流れるだろう」
そんな想像を誘うために、空間、素材、動線、すべてに意味が込められています。

2. 建築士・三原宏文が描いた“風土と共鳴する家”

建築士が語る、風土に呼応する設計思想
上田モデルハウスの設計を手がけたのは、建築士・三原宏文氏。三原氏がこのプロジェクトで追求したのは、「土地に根ざし、地域に敬意を払う建築」だった。単に機能性や美しさを競うのではなく、土地の文脈と自然環境に素直に応じること。その思想が、設計のすべてに貫かれている。

敷地との対話から始まる設計
モデルハウスの敷地は、総合展示場の一番奥、2段に分かれた地形の低地にある。幹線道路から奥まった場所でありながら、入口からの視認性や印象に配慮する必要があった。従来のモデルハウスの多くが「建物を目立たせる」方向で設計されるなか、三原氏が選んだのは真逆のアプローチだった。建物は通路に対して正面を向き、来場者にまっすぐ向き合う。展示場の賑やかな主張の中で、中澤勝一建築の「誠実で控えめな姿勢」を体現するように、あえて前面には建物ではなく植栽を配置。グリーンが街並みにやさしく語りかけるようなアプローチとし、自然との連続性を大切にした。

奥ゆかしさという選択
「目立ってこそ価値がある」という展示場の常識に対し、このモデルハウスは「控えめだからこそ目を惹く」設計を目指した。過剰な装飾や誇張された外観ではなく、街と山並みと連なる水平ライン、低く構えた大屋根、連続する軒の深さ。どれもがこの地に静かに馴染み、見る人の心に落ち着きをもたらす。高さや吹き抜けの解放感ではなく、あえて重心を低く構え、内に奥行きを生むピットリビングや勾配天井など、内外の高低差で空間にメリハリを与えた。地に足をつけたような安心感を重視し、家の輪郭ではなく、家が生み出す”居場所”そのものに価値を置いている。

「見る」ではなく「感じる」ためのモデルハウス
来場者が通るアプローチの正面には事務所機能を持つ建物を配置。ガラス越しにスタッフの姿が見え、外部からの視線が「動き」を捉えられるようにした。人の気配が見えることは、来訪者にとって心理的な安心感につながる。いわゆる住宅展示場にありがちな「閉じたモデル」ではなく、常に開かれ、生きた空間として存在することを意識して設計されている。玄関から和室、中庭、リビングへと続く動線では、床レベルを揃え、素材の連続性を持たせ、屋内と屋外が自然につながる構成とした。スノコ状の渡り廊下や、中庭のルーバーが空間を視覚的にも心理的にも柔らかくつなぎ、「外と内の境界を曖昧にする」心地よさを創出している。

地に根ざす設計という哲学
三原氏の設計は「その土地に正直であること」に貫かれている。モデルハウスでありながら視覚的に目立たせることはせず、中澤勝一建築の住宅の本質を“正直に”示す場として、あえて派手さを抑え、普段の家づくりをそのまま形にした。屋根はへの字の切妻形状とし、包み込まれるような安心感を演出。軒裏と2階天井材を揃えることで、外と内の一体感も持たせた。窓の先には山並みの景色が広がり、各所の開口部から季節の移ろいを感じられる。この建物にはバルコニーがない。使われにくい外部空間よりも“確実に使われる心地よい内部空間”を優先したためだ。その象徴がピットリビングであり、一段下げることで心理的な落ち着きを生み、庭とのつながりも保つ。開放感ではなく、暮らしの居心地そのものを追求した結果が、この構成に現れている。

「この土地でしかできない家」を体現する
モデルハウスは見せるための建物ではなく、「この場所だからこそ生まれた家」を実感するための装置である。外観や間取り、素材や光の入り方、風の抜け方——それらはすべて、長野・上田という土地の文脈を受け止めて計画されたもの。展示場という制約の中でも、設計思想を曲げることなく、正面性・奥行き・高さ・動線・視線・光・風・庭との関係性にまで一貫性を持たせた三原氏の設計は、「この土地にあるべき家」を静かに、しかし力強く表現している。それは、建築というよりも、風土との対話であり、住まう人への応答である。

3. 快適さの本質を追求した、断熱・気密・温熱性能

この家の性能は、ただ“数値が良い”だけではありません。体感としての快適さを数値で裏付けていることが、最大の特徴です。

<断熱等級7(G3)相当(UA値:0.22W/㎡K)>
外気温35℃超や−10℃の冬にも室内は安定温度を保ちます。
<C値:0.3㎠/㎡(高気密)>
隙間が少ないことで、換気・空調が計画通りに機能。
<ηAC:1.9・ηAH:1.7(日射遮蔽・日射取得)>
夏の日差しを遮り、冬は陽を取り入れ、日射の特性を丁寧に活用しています。

■ 冬の室温シミュレーション

冬の脱衣室・トイレ・廊下も温度差が小さく、ヒートショックを回避。

上田モデルハウスと一般的な家
(国の省エネ基準)の「冬の室温」の比較

断熱等級4(国の省エネ基準)の場合
⇒ 一日の平均室温   11.3℃
断熱等級7(上田モデルハウス)の場合
⇒ 一日の平均室温   16.9

■ 年間冷暖房費シミュレーション


上田モデルハウスと一般的な家
(国の省エネ基準)の年間「冷暖房費」の比較

断熱等級4(国の省エネ基準)の場合
⇒ 冷暖房費 年間合計  232,079円
断熱等級7(上田モデルハウス)の場合
⇒ 冷暖房費 年間合計   90,665円

「身体がほっとする空間」を、科学的に成立させる設計が、このモデルハウスの中にあります。

断熱性能について詳しく見る

4. 数字では表せない安心感。構造計算による耐震性能

上田モデルハウスでは、全棟に「許容応力度計算(構造計算)」を実施し、耐震等級3を取得。建築基準法の1.5倍の地震に耐える構造です。

梁の大きさ、柱の配置、耐力壁のバランスなど、すべてが数値で裏付けされた構造設計に基づいています。また、構造の美しさにも配慮し、開放的な空間設計と耐震性を両立。

ただ「壊れない」家ではなく、「守られている」と感じる家。それが、中澤勝一建築の目指す安心のかたちです。

耐震性能について詳しく見る

5. 自然の力を味方にする、パッシブデザインの真価

高性能な家は、機械に頼らずとも快適であるべきだと考えます。だからこそ、このモデルハウスでは、光・風・熱といった自然の力を緻密に設計に取り込んでいます。南からの日射取得軒の出による夏季の日射遮蔽北からの抜けと安定した採光窓の配置と高さによる空気の流れ、それぞれが連携し、最小限のエネルギーで最大限の心地よさを実現。自然環境を「敵」ではなく「パートナー」として暮らす設計思想です。

パッシブデザインについて詳しく見る

6. 空気が整うことで、暮らしの質が変わる

家は、暮らす人のために「空気をつくる器」でもあります。
この住まいでは、第一種全熱交換換気システムと全館空調を組み合わせて採用し、快適な空気環境をつくり出しています。室温を保ったまま新鮮な空気を取り入れることで、24時間、家中どこにいても温度差が少なく、ホコリ・花粉・カビ・生活臭の抑制にも効果を発揮。結露のリスクを減らし、家そのものの寿命も守ります。

空気が整うと、呼吸は深くなり、眠りは静かに深まる。
空気が変わると、暮らしの質そのものが変わる。
その心地よさを、このモデルハウスでぜひご体感ください。

呼吸が深くなる、眠りが深くなる。空気が変わることで、暮らしの質が根底から変わる。それを、このモデルハウスでご体感ください。

換気・空調計画について詳しく見る

7. 手仕事の力が宿る。受け継がれた大工の技術

創業1936年。

中澤勝一建築は、大工職人として地域とともに歩んできた工務店です。

このモデルハウスでも、大工による丁寧な墨付け、仕口、仕上げが至る所に活きています。既製品では出せない納まり、木の目と向き合う感覚、五感で伝わる「手の跡」。

・床には安曇野の無垢材
・壁には職人が仕上げた漆喰
・ルーバー材や障子の枠組みにも繊細な技術が宿る

「神は細部に宿る」という言葉がありますが、大工の心意気はむしろ見えないところに宿るのです。

家は技術と心でつくるもの。機械では再現できない、「人の技」に触れてください。

気密性能について詳しく見る

《ご見学のご案内》

モデルハウスの空気感、光の移ろい、素材の手ざわり—どれも、画面越しにはお伝えできないものばかりです。

ご見学は、事前予約制にて承っております。静かな環境のなかで、時間に追われずご案内いたします。お客様のご関心に応じて、設計や素材、性能についてもご説明可能です。