‐自由と開放感‐吹き抜けと土間のある家 長野市北長池K様邸
「自由であり、開放感のある家」が家づくりのテーマ。ご主人がアウトドアが趣味で、奥様は観葉植物を土間に置きたいというご要望から広い土間を提案、リビングにウッドデッキを併設。土間からの行き来やLDKからの動線も良く目の前が田んぼであるため気兼ねなく楽しめる空間となった。大きな吹き抜けはとても開放感があり、建築家のアイデアでK様のご用意にぴったりの楽しめる家となった。
基本情報
敷地面積:205.78㎡(61.75坪) | 延床面積:123.85㎡(37.46坪 ) | 家族構成:大人2人 子供1人 | C値:0.14c㎡ / ㎡ | Ua値:0.46W /(㎡K)
「目の前が田んぼのロケーションを活かした上にも横にも広がる圧倒的な開放感のある家」 - 建築家の視点 –
大きな広がりのあるリビング・ダイニング・キッチンの空間が大きな吹き抜けを通して田んぼに広がる南側に向いている。広々とした吹抜、大きく広がったリビング、そして開放感。一方、道路側や東西側はプライバシーを配慮して閉じ気味にすることによって、カーテンがなくても広がりと開放感を維持できる。冬の出入りに配慮して玄関の広い土間配置した。
アウトドアな趣味や活動が存分に楽しめる、アウトドアルームの土間空間。南側に面して庭と行き来しながら楽しめる。各所に収納を充実させて使いやすさ住みやすさにも配慮。家相にも配慮した配置計画。
Living
大きな吹き抜けとフラットなウッドデッキにより、上にも横にも視線が抜け圧倒的な解放感を作り出している


Kitchen Dining
家の中心となる場所。インテリアや家族といった大切なものを一目で見渡せる象徴的な場所としての役割もある。
Doma room
内と外を曖昧につなぐ空間。アウトドアが好きなご家族のフレキシブルな活用を想定し、中からも外からも使える多目的スペースと位置付けた。無機質な雰囲気になりがちな土間を景色や光を呼び込むピクチャーウィンドウを設け、明るさと色を添えた。


Wood deck
リビングからも土間からも繋がっているウッドデッキは、家族が寛ぐアウトリビングとしても活躍。視界を遮るものが無いため、人目も気にせず風を感じながら昼夜問わず寛げるスペースとした。
Facade
シルバー×ブラックのツートンカラーがおしゃれな外観。ガルバニウム鋼板の幅や向きを工夫し、シャープさを残しつつただの四角い倉庫のような印象にならないように仕上げた。


Entrance
玄関はあえて閉塞的な空間で、奥からこもれ見える光が家の中へと家族を誘う。色の濃淡が印象的な天然のレッドシダーが冷たい雰囲気になりがちな玄関に温もりを与える。
Atrium space
吹き抜けに繋がる2階ホールは南面の開港から入る日差しで常に明るい。冬は奥まで日が入り暖かい。リビング上部を吹き抜けとすることでダイナミックな解放感を与えている。


Laundry room
白い壁紙に造作の木製のシンク台や棚がナチュラルで清潔な空間を作っている。L字型の心地いいランドリールームはアイロンがけなどの家事も捗る。