長期優良住宅認定取得のメリット・デメリット
中澤勝一建築の建てる家は、最低基準が長期優良住宅に準ずる建築です。
長期優良住宅を取得したほうかいいのか悪いのか?
取得にかかるメリットとデメリットをご紹介いたします。
長期優良住宅認定取得のメリット

長期優良住宅のメリットは、<安心して暮らせる>と言う点に加え、<税金が優遇される>と言う点です。
長期優良住宅を新築したり、購入することで、いろいろな優遇措置があります。
■所得税の住宅ローン控除
居住開始年が平成25年であれば、控除対象限度額が一般の住宅だと2000万円ですが、長期優良住宅なら3000万円となります。10年間の最大控除額は一般住宅なら200万円のところ、長期優良住宅なら300万円となります。
■所得税の投資型減税
標準的な性能強化費用相当額(上限500万円)の10%相当額を、その年の所得税から控除できます。また、控除額がその年の所得税額を超える場合は翌年に控除できます。
■登録免許税の軽減
所得税の移転登記・保存登記の登録免税が軽減されます。
■不動産取得税
一般住宅であれば1,200万円の控除ですが、長期優良住宅であれば1,300万円の控除となります。
■固定資産税
固定資産税は、一般住宅であっても1/2に軽減されているのですが、軽減期間が3年のところを5年となります(一戸建ての場合)。マンションであれば、5年のところ7年となります。
長期優良住宅認定取得のデメリット

長期優良住宅のデメリットは、一言でいうと『時間とコストが掛かる』こと。
■申請に時間が掛かる
「長期優良住宅の認定を受けるには」で記載したような手続きが必要であるため、長期優良住宅としない場合に比べて所要日数がかかります。設計・打ち合わせ、申請期間にもよりますが、数週間から1ケ月以上の期間が余分にかかることがあります。
■申請にコストが掛かる
長期優良住宅の認定を受けるために費用がかかりますが、これは諸条件によりばらつきがあります。まず、行政へ支払う認定手数料が数千円~数万円かかります。この金額は、行政によっても異なりますし、進め方によっても異なります。進め方とは、事前に住宅性能評価機関の技術的審査をするかどうかの違いです。
事前に住宅性能評価機関の技術的審査をする場合には、行政への認定手数料は数千円で済みますが、住宅性能評価機関への代金が5万円前後(諸条件による)かかります。
結局のところ、どちらの進め方であってもここまでで5~6万円前後の費用がかかると考えてください(一戸建て住宅の場合)。
■建築コストの増
長期優良住宅の基準に合わせることで建築コストが高くなることもデメリットと言えます。しかし、仕様をよくすれば建築コストが上がるのは当然のことですし、その分、良い家が建つわけですから単純にデメリットと考えることでもないでしょう。
■完成後のランニングコスト増
不透明なデメリットとして挙げられるのが、完成後のランニングコストです。少なくとも10年ごとに点検しなければならないことなどがあります。これにいくらぐらいのコストがかかるかははっきりしません。
上記のように長期優良住宅認定の取得には、メリット・デメリットがあります。
お金の問題や家の性能のこと、弊社ではゆっくりご相談をお受けしながらお住まい作りを進めて参ります。
ご不安な点等はお気軽にお尋ねくださいませ。
中澤勝一建築株式会社